元気よくまガール

日本人コントーショニストashの軟体ライフ

着物コントーションが生まれた日

私は世界で一人しかやっていないであろう着物コントーションをパフォーマンスで披露しています。
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着物風の衣装でコントーションと言うのはありますが私はガチの着物です。
長襦袢、腰ひも、伊達締め、着物、帯(名古屋帯or袋帯)、帯締め帯揚げ、帯枕ときちんと着物に必要なものは使っています。襟芯と帯板のみ動きにくさと堅さが出てしまうので使っていません。
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足も開けない、上に上げると着物が捲れるから動けないと言うかなりの制限と共に背筋と柔軟性がないと着物ではコントーションが出来ません。それに慣れるのに結構練習してました。
帯は意外と苦しくなくてスムーズに動けます。
5分内のパフォーマンスだと大きく着崩れず動けたりするので着物の性能、着付け方法など古の日本人の偉大さを感じています。

2017年にアー写(アーティスト写真)を撮って頂ける機会があり衣装をどうしようと悩んでいたash。
きちんとした衣装、コントーションの人はこのような身体にフィットしたものがメジャーです。
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オーダーするととても高いし納期もかかる。ダサいもの市販のものは使いたくないなと思っていた時に思い付いた着物。
私はOL時代に着物にハマリ、アンティーク着物やナイロンの物を女子が買う普通のお洋服(1万円から高くても3万円)と同じくらいの値段で買って着ていました。それを着たら衣装が無くても良いかと撮影前日に着物でちゃちゃっと動作確認をして挑んだものがこちら。

意外と動けることが判明してここから作品作りとなり着物コントーションでパフォーマンスをし始めました。
着物だから出来るトリックが少なくなるのでそこをカバーするために後屈で出来ることは練習を重ねています。

もとは衣装がないからと使った着物。今では大事な商売道具になっています。