元気よくまガール

日本人コントーショニストashの軟体ライフ

コントーショニストになる決断

#「迷い」と「決断」

りっすん×はてなブログ特別お題キャンペーン〜りっすんブログコンテスト2019「迷い」と「決断」〜
Sponsored by イーアイデム

私はコントーションと言う身体を究極に曲げその神秘的な人間のかたちの美しさをみせるパフォーマーをしています。
その前に9年程OLをしていて普通に平日に働いて暮らしていました。OL時代に出勤→オフィス→帰宅だけの生活になり運動不足だなと感じてクラシックバレエを始めそこから身体を動かすことが好きになり、ダンスをしたりポールダンスやエアリアルシルクなどの空中芸のレッスンに通う日々を過ごしていました。
ポールダンスのスタジオでコントーションのワークショップがあると言うことでストレッチの仕方など教えてもらえるかな?と軽い気持ちで参加すると、
痛い辛い苦しいと地獄の様なレッスン内容。開脚にブリッジにと普段動かさない方向まで動かす限界を超えた新しい世界に楽しさを感じワークショップの受講を継続することを決めました。
自分の限界を知ってそこを更に越えるコントーションのトレーニングは絶望するほどの痛みと苦しみ、それと同時に自分を変えられると言う希望があり当時の私には「コレだ!」としっくり来るものがありました。練習すればするほど出来ないことは沢山で黙々とメニューをこなすストイックな物は自分と向き合えることに喜びを感じていました。
ちょうど仕事で上司が去り新しい人間関係に戸惑い精神的に追い詰められていたのですがコントーションと言う希望があったからこそ病むことなく、そして仕事も辞めずに踏ん張れました。仕事オンリーだったら人生が詰んでいたと今思い返すとコントーションに救われていました。

コントーションを仕事にしたいと思ったのは2015年。仕事も人間関係の軌道修正が上手く行き安泰に働けるようになって心の余裕が出来たから。
仕事もコントーションも両方いい感じで自分の人生が成長しているなと言ういちばん楽しい時期で悩みも出ます。それは“中途半端”
フルタイムで働くことは練習時間が取れない、出演出来るイベントが限られてしまうという事でコントーションメインに働きたいと思うように。自分の居場所はコントーションだと仕事を辞めることを毎日考えていましたが実力もない、コントーションの仕事も取れないと今は辞め時ではないと一度断念します。とにかく中途半端でも頑張れる事は頑張らないと、中途半端と諦めないで出来ることはやると仕事をして帰ってきてヘロヘロでもコントーションの練習はほぼ毎日続けました。
2016年になり勤めていた会社の業績が悪くなり人員削減として早期退職者の募集を始め私はそれに応募しました。会社員生活もとても良い上司に恵まれただのアシスタント業の様な扱いではなくきちんと主体となって働けるように細かく指導もしてくれその分大変で充実していた時だったのでかなり悩みましたが人生に喜びをもたらし自分がこれと生きていきたいと誓えるものはコントーションでした。
自分で新しい未来を選んだことでしたが、上司に早期退職を申し込むことを伝えた時に今まで親身に接してくれた上司への気持ちから涙が勝手に混み上がってきてしまい全然話せなかったのを覚えています。仕事を辞めることと言うよりも人間的に尊敬する上司と共に仕事が出来なくなることがとても寂しかったです。
そんな後ろ髪がひかれた状態でしたが無事に退職をしてコントーション一筋へ。パフォーマーとインストラクターとして活動しています。
普通に暮らしていると新しいことに飛び込むには躊躇してしまいますが私は運が良く早期退職と言うタイミングに遭遇したこと迷いはあれども何とか決断に進めたことが今の私の人生。とても幸せに過ごしていることに繋がっています。
f:id:ashcontortionist:20190519220226j:plain

人生を変えるほどの決断はこれ以上ないと思います。なぜなら私はコントーショニストの人生を選び変える事はないから。
これからもずっとコントーショニストとして活躍していきますので応援宜しくお願い致します。

お仕事依頼はこちらから→
✉️ashcontortionist@gmail.com

twitter→コントーショニストash

コントーショニストash (@gumiash) on Twitter
Instagram→gumiash_contortion

Megumi Sakamoto (@gumiash_contortion) • Instagram photos and videos