芸術の秋に読むホラー
こんばんわ。ashです。
今週のお題「芸術の秋」
コントーションは曲がる芸術と言われています。人間のカーブが美しく見えるように動くアクトです。
どんなシチュエーションでコントーションをやったら面白いか、どんな作品を創ろうかとアイディアをもらう為に映画や漫画や本を観たり読んだりしています。Amazon PrimeとKindleさんにはお世話になりっぱなしです。
ジャンル的にはコメディやホラー、シリアスな物が大好きで良く見ます。
ホラーとコントーションってよくマッチするんですよね~。
最近すごくビビビッと来たのがこの秋に発売された谷口トモオ先生のサイコ工場と言う漫画です。
A(アルファ)線とΩ(オメガ)線の2冊あります。
どれも1話完結なのですっきり読めます。
ちなみに大きさはこのくらい。
お父さんは心配性と比べるとその大きさが伝わると思います。
2冊並べるとパワフルな絵です。
表紙が Psycho Factoryとあって禍々しさがにじみ出ています。赤白黒で統一された色合いがCoolでashの好みです。
リイド社から出版されているの小さい本屋では見つからないかもしれないのでAmazonで注文するもよし。ノガラのレッスン前後に高田馬場の芳林堂書店に寄るのも良いと思います。
幻の90年代ホラーの傑作シリーズが、魂の超絶技巧で今、蘇る!! オリジナル原稿紛失のため、雑誌掲載時の刷り出しをベースに著者自らが大幅修正&加筆。コマ割り変更のみならずページ増、果てはラストまでもリビルドされた完全新生版
※Amazonの商品説明から引用。
90年代の作品なのですが現代に合わせて少しシーンが変えられていて、今日サイコ工場を読んでも古臭い感じなどありません。
A線は内蔵ぶっしゃ~系が多くグロい感じもありますが効果音の字体がチャーミングで恐ろしい印象が和らいでいてどんどん読めます。
もちろん血みどろの話だけではなく、コミカルなテンポの作品もあるのでメリハリがあり読みやすいです。
ありふれたクイズがA線の中で一番好きです。やる気に満ち溢れる主人公悦子がご飯をガツガツ食べているシーンが元気いっぱいで可愛くてたまりません。
Ω線はエンディングが素晴らしい作品が収録されています。
これはバッドエンドなのか、ハッピーエンドなのかあいまいな感じが読んでいて心地が良いものです。ashはこういう自分で噛み砕いていく終わり方の作品が好きです。
コントーション的なポーズがあってわくわくした作品が2つあります。
痙攣するビニール袋ではモンゴル流開脚ストレッチに完全に一致していて笑いました。
このストレッチはハムストリングスが良く伸びますが痛くて本当に死にそうになったものです。
と
ジオラマでは"スルメ固め"がまさにヤドカリ。コントーション後屈的ポーズですね。
綺麗な絵や効果音、そしてちょっと何かが狂っている、ストーリーが芸術だなと思う内容です。
本屋で見つけたら是非手に取ってみてください。おすすめですよ。