しごとで教わったこと
転職nendo×はてなブログ 特別お題キャンペーン #しごとの思い出
ashは現在コントーショニスト(軟体芸のパフォーマー)とコントーションとインストラクターをメインにお仕事をしています。その前は9年間OLをしていました。
会社員とフリーランスはどちらも仕事なので大変なものですね。特に今はコロナウイルスでフリーランスの私は出勤しないとお給料が発生しないと言う厳しいものですが生きていくために色んな事を考えていかねばと奮闘中です。とりあえず今、和牛は要らないです。仕事の方が欲しいですフツーに。
今週のお題、『しごとの思い出』
OL時代に出会った上司、いまだにその上司の事は素敵で大好きな存在です。退職する際に頂いたお手紙は私の幸せを願うものでその手紙は大事にお財布に入れています。
上司はアメリカ人の大柄な人でいつも一生懸命仕事をして部下を大事にしてくれる人でした。一言でまとめるとそうありきたりな良い上司像です。
OL時代の最後の2年がその上司でした。それまでは日本人の上司でいい人でしたが女性社員はアシスタント枠から絶対に出る事のない仕事を与えられそれに日々対応をし、昇進やスキルアップには関係ないと仕事に取り組んでいました。私はそれが普通であまり気にしたこともなかったです。
アメリカ人の上司は仕事にとても積極的で「会議では自分の意見を発表して」「次のステップはこうだね」といつも課題をくれました。今振り返ってもきちんと部下の教育が出来る珍しい人でした。日本人は割と見て習ってとキチンと道を作る人は少ないような気がします。当時の私はそんなキャリアアップなど違う世界にいたのでその気持ちがプレッシャーで貰った仕事をやるのみと消極的に働いていました。人材を育てたい上司からしたら不思議でもうちょっとガンガン働いてほしかったんだろうと思うとその気持ちと情熱を無下にしていました。与えれるものは精一杯返すだけで自分から発信出来なかったこと、何年か経った今足りなかったなと苦い顔をしながら思い出します。
まあ今うじうじ言っても仕方がありませんが。。。
貰った仕事をやるのみの私はいつも仕事の依頼に「OK」「ah,OK」「Oh, OK」と大体OKとしか言わなかったので上司にはもっと喋って、もっと感情を出してと言われ続け「hmmm,OK」と結局最後までOKとイエスマンなOLでした。やっぱり今考えると最悪な部下ですね笑。
最近新宿にあるBar"御苑ROSSO"にてパフォーマンスをさせていただきました。
この作品はコントーションのトリックよりも手や顔で感情的に表現をしたものです。
作品練りの中でもっと喋ってもっと感情を出してと言ってくれた上司をずっと想い浮かべていました。上司、ごめんね、何年か経った今あなたの言葉をしっかりと人生と仕事に活かしています。
人の人生を良い方向に導くこと、それが出来た私の上司と巡り会えたのはしごとの思い出として大事に自分の中に抱えて生きていきます。